本日 サンライフ福島で放射線問題の集まりがあった。
中村 仁信氏 (大阪大学名誉教諭、医療法人綾都友紘会病院 院長 ICRP(元 国際放射線防護委員)による記念講演とディスカッションが行われた。
放射線の事故の検証と放射能の健康への影響を中心にスライドを見ながら中村氏からお話が聞けた。
参加人数は60名ほどだった。
日常生活における様々な活動が、ガンを引き起こすメカニズムのお話はとても興味深い内容だった。
食事や煙草、運動などによる活性酸素が、遺伝子や細胞、血管などに与えるといい、ガンや白血病は様々な要因が重なり合い、遺伝子(DNA)の複製エラーが発生する。
ガンの原因は1位が食事のバランス、2位が喫煙でそれぞれ全体の30%を占めるという。
一方、放射線は急性被曝すれば健康に影響は与えるが、慢性被曝といい放射線が高くない場合は、体の防衛能力が機能するというお話だった。
とはいえ、楽観視もできない。健康を害しても誰も保証してくれないし、補償がっても病気になってしまっては意味がない。
専門家のお話とは言いえ、放射能は世界でさまざまな問題が起きていて、総論は健康に影響はないらしいが、個別でいえば健康への実害出ていることも事実だ。
健康への影響は個人ごとに違うのも事実だ。
つまり、福島という地域にとって重要なことは
1.原子力に頼らないエネルギーの創造。
2.具体的数値をあげた除染。
3.内部被ばくについての対応策。
これが私が講演を聞かせていただいての、率直な意見だ。
高校時代、ソフトテニスのライバル鈴木 勲さん(ら・サンタ社長)と再会もできた。
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