今日は雪が降った。

街全体が、白に埋め尽くされた。 目に映る白が、体に感じる寒さをますようだ。 子供の頃、朝おきて雪だったら喜んだ。 友達と雪遊びが出来るからだ。 今はどう感じているだろうか？ 雪かきもあるし、車を使う予定も敬遠しがちだ。でも最近は、いい雪だとかと思っている。 霊山は阿武隈山系に属し、雪はそれほどつもらない。 うちの商売はありがたい。通勤しなくてもいいし、お客様が足を運んでくださる。 おじいさんが自転車で商売を始めた。行商して洋品、反物を売り歩いた。 10キロ20キロにも先にも販路を広げた。 当時は家族も大勢で、小さい畑はあったが、家族のために収入を何かに求めなければならなかった。 当時知り合いだった保原のタジマヤさんから商品を分けていただいた。 また、いかにして人生を歩むべきかを悩んでいたおじいさんは、モラロジーという学問も学んだ。 体の弱かった祖父は、健康に興味があり、食べ物や東洋医学などの本も読んでいたという。 また、書くことの憧れもあり、小説を書いていたのだという。 ペンネームがあり、男の孫が生まれたらつけたい名前があった。 その名前を私が頂いた。 そういうことがＤＮＡに刻まれたのか、書くことも、商売も、栄養学や哲学にはなぜか惹かれる。分析し推測するが、自分の知恵は限られる。 自分は自分のことを知っているようで、不可解なことも多い。最近はそこにかなり興味がある。「何で？」の答えを出したいわけだ。 それを解き明かし、推理小説のように自分のやりたいＧＯＡＬを探求して行こうと思う。 洋品店の３代目として。