福島産の野菜が押し寄せる。

私の父は野菜を作っている。

いわばライフワークである。

来店されたお客様や知り合いに、取れたての野菜をわかちあう。

玉ねぎありますか？ジャガイモはありますか？

そんな会話が町中でこだまする。

我が家の農園はもうジャガイモができた。

うちに来ればなにかしらお土産がつく。

先日は家族４人が、一人に人に何かをプレゼントするハプニングがあった。

農薬を使わず、有機の肥料だけでつくった自慢の野菜である。

何でかわからないが、両親は差し上げ好きだ。

わたしもそんな両親を、誇りに思えてきた。

相手にどうしたら喜んでもらえるか?

きっとそう考えているに違いない。

今日遅い晩御飯を作っている。

黒豆、グリーンピース、キャベツは、お客様から頂いたものであることが判明した。

先日か完熟のイチゴを頂いたばかりだ。

明日はお客様のお宅に訪問し、ジャガイモと玉ねぎを届ける。

９０歳になる一人暮らしのおばあちゃんだ。

毎月訪問し、おはなしをきく。

シホンケーキをその方に届けた。取れたてのキャベツをいただいたお返しである。