2012/01/19

グレン・グールド マイスタージンガー



グレン・グールド、カッコいい。

彼の声を初めて聞いた。

その声は、まるで軽快に演奏されるピアノの音色のように聞こえる。

彼の会話自体が音楽であり、かつ美しいさえ感じさせる。



耳を澄ますと、その会話は、綺麗なリズムと抑揚をつけているようにも思える。

私は彼のことを知ってから、まだ時間は浅いのだが、彼の独創的でかつ流れるような演奏に、完全に打ちのめされている。

この動画で演奏されているのはワーグナーの曲だが、彼のアイデアふんだんに盛り込まれた変奏曲となっている。

グレン・グールドの演奏を聴いていてまず度肝を抜かれのが、歌いながら演奏するところだろう。

彼の演奏を収録した作品には、彼の鼻歌交じりか、朗々と歌い上げるグールドの声が入っているが、これも魅力の一つであるといえる。

鬼才、変人、才能あふれるピアニストなど、彼についてはさまざまな評価があるが、

ピアニストとして、最高の評価を得ていることだけは間違いない。

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