緑色に光る石の伝説。

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 原稿＞＞ タイトル　緑色に光る石の伝説。

 緑色に光る石を守る民族がいた。

 彼らは神からその石を命がけで守るように言われていたという。 

だが、その石を色の白い者たちが力尽くで奪いに来た。

 彼らは白い者たちと戦い続け、そして、敗れた。 

石は白い者たちの住む場所へ運び出された。 しばらくして不思議なことが起きた。

 その石に触れた者たちが、次々に死んだのだ。

 　しかし、白い者たちはその石を宝石よりも貴い物だと主張して、石の利用方法を考え続けた。 やがて、その石を使って白い者たちは力を得た。

その力は森を破壊し、海を汚し、生き物を殺した。

 　その石は悪魔の石だという噂が広まったが、権力を持つ者たちは、笑顔で否定した。

 その石はさらに力をつけて、いろいろなことで使われるようになった。

 石は緑色に光り輝き続けながら、草も人も町も飲み込んでいった。

 神の言った事が現実に起きたのだ。 石の力は増したが、人間の目のは見えなかった。

 目に言えるものしか信じられないものたちが、その目に見えないものに殺されたのだ。

 　～アメリカの先住民に古くから伝わる話～

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