子供の頃は離れのお風呂場があった。
そのときは狭い鉄の門があった。
薄緑である。
その離れは、住宅ができたため屋根付の駐車場として利用した。
その後ろには庭があり、私たち兄弟の自然観察の教材であった。
叔父さんやおばさんがいっぱいいて 、私と遊んでくれた。
私は可愛がられて育てられた。
甘やかされたのかもしれない。薄緑のもんは、保管してある。
しばらくして、屋根つきの駐車場は姿を消した。表と裏を仕切っていた塀も取り壊された。
気がつけばおじいさんが療養していた、家屋も懐かしい。
おじいさんは近所の駄菓子屋さんに行くのにお小使いをくれた。
苦い薬のにおいがした、まだ私の記憶にある。
おじいさんは私の誕生をとても喜んでくれたそうだ。
おじいさんは、会う人に「これうちの孫なぃ(なんですよ)」とうれしいそうに私を抱きかかえてくれた。
男の跡継ぎが生まれたことは、とても喜ばしい出来事だったそうだ。
その後は倉庫として使われていた。
犬が子供を産んで縁の下から、私がもぐりこんで救出した。
様々の思いが、記憶の中にある。
時々、もしでいることならと目を閉じて理想に家をイメージする。
末来にタイムスリップする瞬間だ。
過去にもさかのぼれない、末来にもすぐには進まない。
おきたらいいと思うと、何か違うスイッチが入る。
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