2010/03/24

懐かしくも、新しい風景。

子供の頃は離れのお風呂場があった。

そのときは狭い鉄の門があった。

薄緑である。

その離れは、住宅ができたため屋根付の駐車場として利用した。

その後ろには庭があり、私たち兄弟の自然観察の教材であった。

叔父さんやおばさんがいっぱいいて 、私と遊んでくれた。

私は可愛がられて育てられた。

甘やかされたのかもしれない。薄緑のもんは、保管してある。

しばらくして、屋根つきの駐車場は姿を消した。表と裏を仕切っていた塀も取り壊された。

気がつけばおじいさんが療養していた、家屋も懐かしい。

おじいさんは近所の駄菓子屋さんに行くのにお小使いをくれた。

苦い薬のにおいがした、まだ私の記憶にある。

おじいさんは私の誕生をとても喜んでくれたそうだ。

おじいさんは、会う人に「これうちの孫なぃ(なんですよ)」とうれしいそうに私を抱きかかえてくれた。

男の跡継ぎが生まれたことは、とても喜ばしい出来事だったそうだ。

その後は倉庫として使われていた。

犬が子供を産んで縁の下から、私がもぐりこんで救出した。

様々の思いが、記憶の中にある。

時々、もしでいることならと目を閉じて理想に家をイメージする。

末来にタイムスリップする瞬間だ。

過去にもさかのぼれない、末来にもすぐには進まない。

おきたらいいと思うと、何か違うスイッチが入る。
Posted by Picasa

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