2010/08/26

書道教室の思いで。

私の近所に、書道教室があった。

小学校のころ、母は私に書道を習うように勧めてくれた。

机が並べられ、決まった曜日に通っていた。

暑い時期に正座をすると、あせをかいた。

持参したタオルを足のハサミ、硯に向かい墨をする。

おこうのような香りが、今でも鮮明に蘇る。

私は習いごとは続いたためしがない。

だがその中で、「書」は私にとって大切なものになりつつある。

日本には素晴らしい文化がたくさんある。

きょうおじさんが、家においでになった。

おじさんは 夏になると扇子を持ち歩く。

私も真似をして、引き出しに入れてあった扇子を取りだした。

書を進め、週に一度は硯に向かうようになった。

200枚あった書道の紙がなくなった。

和紙で作られた、薄黄色色の紙は書き心地がいい。

その紙は おじさんのところでしか手に入らない。

ゆっくりと書に臨めば、時間がゆっくりとながれる。

毛筆で文字を描けば 何とも言えない心地になるのが 書の魅力かもしれない。
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