今や押しも押されぬ 医療のカリスマ。徳州会病院の理事長 徳田虎雄先生である。
私は大学受験に失敗、奈良のおじさんのところへ歯の治療に行った。
私の成績が上がらないのは、歯が悪いからではないかと思い込んでいた。
義理のおじさんは歯科技工士をしている。
泊まりがけで1カ月 奈良という知らないところへ行ったことがある。
おじさんのところにはBig Tommorowという月刊誌が置いてあった。
未来がどうなるかわからない、そんなすさんだ気持ちで過ごしていた。
そんなときにその雑誌の記事が私の乾いた心をとらえた。
本のタイトルは「頭の悪い奴が成功する」というもの。
かなり型破りなタイトルだ。私は、もう夢中になって読んだことを思い出した。
徳田先生は貧しい農家にうまれ、病気がちな家族を抱えていた。それほど成績も良くなかったが、睡眠時間を削り 大阪大学へ合格。
「日本の医療を変える」という熱い思いがあった。
約30年たった今、かれのビジョンは現実のものとなった。
日本最大の医療法人となって、多くの方の医療や看護のサービスを提供している。
その後、私は受験勉強を 高田馬場に移し 新宿中央図書館で勉強した。1日12時間以上 集中して勉強した。
いとこが協力し 住む部屋を提供してくれた。
寝言で英単語をしゃべっていたと、いとこは回想する。
私は皆さんのお世話によって、生きているのだ。
念願の大学に合格し、初めての成功体験をする。
泉体育館の途中に、徳州会病院がある。
そこをと通るたびに、大学受験のことを思い出す。

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