2011/03/22

灯油・軽油の供給 河北新聞

灯油・軽油きょう供給 宮城知事

「当面は被災地」

河北新報 3月18日(金)6時13分配信

 東日本大震災による燃料不足で、村井嘉浩宮城県知事は17日、仙台港地区にある製油所からの灯油、軽油の供給が18日に始まることを明らかにした。当面は被災地への供給を優先し、その後、被災地以外に補給する。経済産業省はガソリンなど燃料3万8000キロリットルを北海道、西日本から海路で被災地に緊急調達する体制を発表した。  村井知事によると、18日は灯油と軽油を入れたドラム缶(200リットル)各60本を自衛隊が被災地に輸送する。灯油は避難者の暖房に充て、軽油は緊急車両の燃料に使う。供給量は徐々に増える見通しで、早ければ今週末にタンクローリーでの大量供給に移行できる。  村井知事は「燃料確保は少しずつ供給のめどが立ってきた」と語った。  一方、経産省が発表した燃料供給体制によると、西日本の製油所の稼働率を15%アップし、増産分の1日当たり2万キロリットルを秋田、酒田、新潟の油槽所に船舶で輸送。北海道の製油所からも青森に1万8000キロリットルを送る。  東北にある大型タンクローリー400台と、関西地区などから投入予定の300台で、各ガソリンスタンド(GS)に届ける。  東北経済産業局によると、宮城、岩手、福島3県のGS2205店のうち、一般向け営業を継続しているのは17日現在で35店。宮城は営業店舗自体が全体のわずか4.7%にとどまる。  東北の各GSにガソリンが到着する時期は未定だが、海江田万里経産相は17日の記者会見で、早ければ2、3日後には供給状況が正常化に向かうとの見方を示した。  来週には川崎、横浜、千葉にある大手石油会社の製油所が稼働する見通し。

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