2011/04/19

矛盾する2つのジレンマ。

マズローの欲求段階説というのは、話では聞いていた。
実際に放射能などの危険因子が、これだけテレビやインターネットで情報を流されれば、誰でも気分がめいってしまう。
めいっていしまう理由は、安全の欲求が放射能の問題やや災害によって充足されていないからだ。
1.人間の持つさまざまなの欲求
人間は安全や健康などの”快楽の欲求”や尊敬や人に好かれたいという、”承認の欲求”を持っている。
一方、できるだけ”苦痛を避けたいという欲求”があることも事実だ。
苦痛とは、「人から批判されたくない。」とか、「お金は損はしたくはない。」などがあげられる。
たとえばあの人が喜ぶだろうから、情報を伝えようとアイデアが浮かんだとする。
実際にその情報を伝えて相手が受け入れなかった場合、結構傷つく。
相手が望んでいない情報は、レセプターが感知しない。
世の中ではこのようなことを「失敗」と呼ぶのだが、ポジティブで目的を持った人間は「経験」と考える。
多くの人は「失敗したくない。」とかんがえていて、失敗すれば苦痛を感じ、その人の記憶に張り付いてしまう。だから再び、同じことを行動くなる傾向がある。
また苦痛は自分の能力についての評価にも及ぶ。
人によっては「頭が悪いと思われることに苦痛を感じる」こともあるそうだ。
人間だれしも好意的に思われたいし、認めてほしいのだ。
このように人間の欲求の中に、手に入れたいものと避けたいものが混在し矛盾を生む。
快楽と承認の欲求と苦痛を避けたい欲求は、時としてジレンマを生み出す。
要するに何かを得たければ、捨てないといけないこともある。
2.矛盾の中で人に貢献していくには?
当たり前のことだが、自分の都合で世の中は動いて行かない。
私は人間関係において、自分の行動を通してこの矛盾を解決していく必要があると感じている。
自分が相手の前提や価値観をしって、相手は、ほんとうは何を望んでいるのかを観察する。
その観察によって分析し行動する。
つまり相手を理解し、自分を理解してもらうために工夫もいるし努力も必要だ。
最近私は、人と人とのかかわりについてそんなことを考えている。
また、人間は時として自分を犠牲にできる感情ももちあわせている。
人は相手の苦痛や望んでいることを、かなえてあげたいと欲求があることに気がつく。
そういった相手に役立ちたいという自分の意図を表現するには、多くのことを学び経験することが必要ではないか?
つまり失敗(経験)なしに、本当の意味での相手の方のお役立ちはできないのだと思う。
恐れたほうがいいのは、自分自身を守ろうとする臆病な気持ちだとおもう。
もし相手の方が感情を害したら、誠意を持って謝りこれからどんな工夫がいるかを反省すればいいだけだ。
*書籍 Ale Personを読んで感じたこと。

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