2026/01/17

センナって 腸の働きを鈍らせる って聞いたことがあるんだけど?

結論から言うと、
「漢方薬のセンナ(せんな)が腸内の“繊毛運動”をなくして脱力させる」という表現は正確ではありません。
ただし、長期・乱用で腸の働きを弱める可能性があるのは事実です。

整理して説明しますね。



① センナ(Senna)とは何か

センナは漢方・生薬で、
**主作用は「刺激性下剤」**です。

有効成分:センノシドA・B

作用部位:大腸

目的:便秘の改善



-
②「繊毛運動をなくす」は誤解

❌ 誤りのポイント

腸には基本的に“繊毛運動”はありません

繊毛運動 → 気道(肺・気管)や卵管など


腸は
👉 蠕動(ぜんどう)運動=筋肉の収縮で内容物を送る


つまり

> 「繊毛運動をなくす」
という説明は解剖学的に間違いです。




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③ ではセンナは何をするのか(正確な説明)

センナは:

1. 大腸粘膜を化学的に刺激


2. 腸管神経を刺激


3. 強制的に蠕動運動を起こす


4. 水分分泌を増やし便を出す



👉 「脱力させる」のではなく、むしろ“無理やり動かす”


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④ なぜ「腸が弱る」と言われるのか

ここが重要です。

⚠️ 長期・頻繁に使うと

腸が「自分で動かなくていい」と学習

刺激がないと出なくなる

結果:

腸管神経の反応低下

いわゆる「下剤依存」「弛緩性便秘」



👉 これを
「腸が脱力した」
「腸が怠けた」
と表現する人がいるため、誤解が広がりました。


---

⑤ 漢方的な見方

東洋医学ではセンナは:

瀉下薬(しゃげやく)

体力がある人の「実証」向け

常用は想定されていない


👉 虚弱体質・高齢者・慢性便秘には不向き


---

⑥ 安全な使い方の目安

✔ 一時的な便秘
✔ 数日に1回まで
✔ 毎日は使わない

❌ 毎日
❌ 長期間
❌ 量を増やす

は要注意です。



まとめ(ひとことで)

❌「腸の繊毛運動をなくす」→ 間違い

⭕ 正しくは
「大腸を刺激して無理に動かす下剤」

⚠️ 長期使用で
腸の自発運動が弱る可能性はある




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