2012/01/06

「春の高校バレー」開幕 福島県代表・相馬高校、逆転勝ちで1回戦を突破!


5日に開幕した「春の高校バレー」で、福島県代表の相馬高校が、逆転勝ちで1回戦を突破した。

5日、春の高校バレーが開幕。

その中に、ひときわ大きな横断幕を手に、大会に臨む1つのチームがあった。

福島県代表の相馬高校には、特別な思いがあった。

相馬高校の佐々木 章二主将は「本当に震災が起きてからは、この舞台に立てることが、夢に近かったので」と話した。

2011年3月、東日本を襲った未曽有の大津波。

相馬高校バレー部も、24人の部員のうち、7人が自宅を流され、尊い家族の命を失った選手もいた。

坂下大地選手は「命もなくしている人もいたんで。大好きなバレーボールをやっている暇かなとは思ってます」と話した。

それでも彼らは、練習を再開した。

決して満足とはいえない環境ながら、部員全員が一丸となり、5年連続となる全国の切符をつかみ取った。
迎えた5日の春高バレー1回戦、相馬高校は、強豪の習志野高校(千葉)の前に、第1セットを奪われてしまう苦しい展開となった。

しかし、第2セットを奪い返し、勝負は第3セットへ。

最後は、相馬高校が接戦を制し、逆転勝ちで1回戦を突破した。

佐々木主将は「自分たちが一生懸命やることで、(被災地に)勇気とか、元気になってもらえれば、もう1試合でも2試合でも、そういうプレーをしていきたいと思っているので、見てほしいです」と話した。

FNNニュースより。

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