わたしは倉庫で取引を決行した。
「いいか、誰にも跡をつけていないだろうな。」
そうTomは言った。
「アジトは誰にも秘密だからな。」わたしはそう答えた。
この取引はかなり危険を伴う。いまでは取引されなくなったブツを扱っているからだ。
このブツは常用性がある。一回始めるとやめられなくなるのだ。
そのブツとは光沢があり、茶色をしていて固い殻に閉じ込めてある。
取り扱い方を誤ると、価値は下がる。
昔は赤と白の紙袋に入れて、駅前で売られていた。
その殻をむく不便さのために、偽物が流通しはじめた。
人々の記憶から、本物の純粋なブツは消されてしまった。
Tomは、今ではめったに取引されないブツを扱っていた。
わたしにこっそり入手できることを教えてくれた。
取引は深夜、誰もいない倉庫で行われた。
「Tomく~ん、甘栗買いにきたよ^」
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