桜の花が終われば、福島では桃とリンゴの花が楽しめる。
空の薄いブルーと、桃色の花びらが笑い声をあげるように咲き競っている。
桃の木は黒に近い茶色をしていて、そのごつごつとした木肌は、桃の花のやさしさと鮮やかさを一層、引き立たせている。
8月には、香りの高い桃が収穫できる。
私が住む県北の地域は、様々な種類の果物が、生産され収穫される。
桃、梨、リンゴ、ブドウ、イチゴ、柿。
この福島という土地は、果物の生育に欠かせない、土の栄養素が沢山あるのだろうと思う。
桃やリンゴの花は、不平や不満を言わず自分の花を咲かせることだけに、すべてのエネルギーを費やす。
植物は寒い日も、雨の日もじっと同じところで生きているのだ。
自然は、われわれに多くのことを与えてくれる。
そしてその存在は静かに、生きるということをの楽しさと、厳しさを私に教えてくれている。
0 件のコメント:
コメントを投稿