2011/05/05

友情物語第三話。

お~大橋君久しぶり。 カジュアルな洋服に身を包み、40分遅れでMacに到着した私を快く迎えてくれた。 先輩はLenovoのパソコンで仕事をするため、待ち合わせ場所をマクドナルドに指定した。 マクドナルドはWi-Fi Pointになっている。 先輩が持っきた、コンパクトなLenovoの黒く光ったボディーに、私は素早く反応した。 先輩は、Drop Boxで社内で情報を共有できることを教えてくれた。 Drop Boxは無料で2GBまで利用できる、ストレージサービスだ。 先輩はおしゃれで、とても情の深い方だ。 かつて商売の研修で、一緒にアメリカにいったことがある。 一時、先輩と私は親交が途絶えた期間があった。 私はふさぎ込み、ナーバスな時期があった。 先輩が自宅を訪れたとき、会うことをためらったことがある。 先輩は車で帰る車中、どのようなことを感じていたか。 自分のことしか考えない、当時の私には知る由もなかった。 それでも先輩は私のことを気にして、毎年会いに来てくれた。 だから私はとても先輩に対して恩義を感じている。 今日は、私は原発の現状、私が参加した災害支援のお話、等をお先輩にお話しした。 先輩からは原子力発電にかかわるメーカーの裏話を聞いた。 企業の利益が優先され、安全なエネルギー供給や本来あるべき社会のあり方が多くの点で歪が現れている。 現状を数値で知る、世の中の流れをしれば、自分自身がどう対処すべきかのヒントがみえてくる。 危険を認識する。自宅で出来る防衛策を考える。それを実行する。 知っていてどうしたらいいかわからなければ、信頼できるオーソリティーに質問すればいい。 現状の問題点の、責任追及は黙っていても誰かやってくれる。 大切なのは、自分が何を選択するかだ。 先輩とお話ししていて、そんなことを感じた。 帰り際、先輩は私の好物のおせんべいを買ってきてくれた。 御礼にExcellの本をさし上げた。 そのあと、先輩にさようならをした。 帰りにBook Offにより、ヨガの本など3冊を購入した。 家につく途中、街路樹のハナミズキはすがすがしく咲いていて、そこには5月のさわやかな風が吹いていた。

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