「まこも(真菰)」は、水質浄化の分野でも注目されている日本古来の植物です。
以下にその特徴と効果をまとめます。
🌿まこも(真菰)とは?
イネ科の多年草で、湖沼や川辺、湿地に自生し、古代から日本各地で親しまれてきた植物。出雲大社の「しめ縄」や祭具にも使われる神聖な植物とされています。
💧まこもによる水質浄化のメカニズム
働き 説明
栄養塩の吸収 根から水中の窒素・リンを吸収し、富栄養化を防止。
酸素の供給 根系から酸素を放出し、土中の嫌気環境を改善。
バクテリアの住処 根の周囲に微生物が住みつき、有機物を分解。
植物体の成長 成長が早く、多くの水中有害物質を取り込む能力が高い。
景観向上と生態系保護 生物多様性が高まり、昆虫や鳥類の住処にもなる。
🧪 実際の利用例
農業用排水路・ため池:まこもを植えることでアオコや悪臭を抑制。
家庭や学校のビオトープ:観賞と浄化の両立。
養殖場や水田:水質安定と病気予防に。
🌱まこもの活用方法(浄化以外も含めて)
用途 内容
茎葉 お茶、酵素ジュース、浴用、粉末にして健康食品に。
根 土壌改良や堆肥化に使われる。
神事 注連縄(しめなわ)、榊代わりとして用いられる。
📝補足ポイント
マコモは「自然のフィルター」とも呼ばれるほどの高い浄化能力を持ちます。
無農薬・無施肥でも育ちやすく、環境再生型の植物として注目。
水辺の生態系保全と地域資源の再活用にも適しており、環境教育や地域づくりにも活用可能です。
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