2011/02/07
衰退してゆく焼き栗の伝統を守れ!
私は焼き栗が大好物だ。
子供のころデパートの路地で売られていた「甘栗太郎」の赤い袋は、私たち兄弟にとって一番うれしいお土産だった。
殻をむいて食べる栗は、添加物が入っていないため夏場の気温が高い時だと、カビが発生する。
スーパーなど食品を扱う業者は、ロスを防ぐため、殻をむき添加物の入ったビニール入りの栗を扱いだした。
剥き栗は表面がヌルヌルしていて、味も本来の栗の美味しさがない。
だが栗のに殻むくのが面倒だと、顧客のニーズは剥いてある栗に流れている。
今日友人に栗の社長さんを紹介していただいた。
焼き栗の機械はクラウン一台するそうで、年季の入った大きな秘密兵器を見せていただいた。
栗を焼くのにいっぺんに80キロが必要だそうで、せっかく温めた窯は、たくさん焼けたほうが効率がいいらしい。
燃料費の効率に加え毎日オーダーが入らないため、窯に火が入る日は時々なのだそうだ。
栗は社長さんの手によって、細かい黒い砂利で1時間丹念に焼きが入る。
ころ合いを見計らって、焼きあげなければ材料である栗もいいのができない。
焼き栗は経験と勘が求められるのだそうだ。
社長さんはいわば職人さんで、栗についてはベテランだ。
お話をしてくださったオーナーさんは、後継者がなく取扱高も減少しているとお話しされていた。
私は友人から特別に焼きたての栗を分けていくれる。
友人は知り合いの方である社長さんの力になろうと、少しずつ栗のCMを始めた。
これぞ地域貢献Project!
甘いお砂糖入りのお菓子は体を冷やす。それより自然の甘さが味わえ、繊維質の多い栗のほうが健康面からみても、断然いいに決まっている。
帰りに割れたり、虫食いの栗をおみやげにいただいた。虫が食う栗は、一番おいしいとされる。
だが、B品の栗は市場には決して出回らない、おいしい栗なのだが、小石が入っていて商材にはしないそうだ。
その社長さんはきちんとした理念をおもちなのだ。
気がつけば社長さんの扱う栗はどれもきれいだ。社長さんは、栗の品質を吟味している。
この伝統ある焼き栗の「社長さん応援PROJECT!」が、静かに始動した。
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— rjcadd20@gmail.com (@masayuki46) May 30, 2020
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