食を変えることは遺伝子にとってかなりの重圧となる。
こと白米においては、今までの白いご飯が日常の風景で、取り入れようとすれば家族の誰かが邪魔をする。
今までの快適な環境は、何も変化を起さないことだ。
これはどんなことから起こるのかを考えてみた。
人間のDNAは遺伝子のプログラムから、食を変えるという指令に抵抗する。
体にいいとは分かっていても、人は健康にいいものを食べられない理由を並べるのだ。
運命は食と感情と環境を変える事で、寿命や考え方をかえられるという学者もいるほどだ。
私のうちでも母は長年悩んでいた便秘が改善したにもかかわらず、玄米を炊きすぎると小言を言う。
お医者さんが直らないという、眼の調子もいいらしい。
玄米の健康についてのメリットを、母は認めようとしない。
気を緩めると、健康の天敵であるジュース、お菓子、ジャムなどが、買い物によって冷蔵庫を占領する。
お砂糖は体を酸性にし、ビタミンやミネラルを奪うだけでなく、腸内細菌を殺ししまう。
血糖にも大きな影響を及ぼし、インシュリンの機能を鈍らせる。
白砂糖は台所の麻薬といわれるゆえんだ。
私は母の言動のパターンを知り尽くしているので、ニコニコしながらまた玄米を仕込む。
玄米は自分専用として炊いておいてもいい。
母と私の食の静かな戦いはこれからも続く。
0 件のコメント:
コメントを投稿